☆立地条件
次に立地条件についてですが、個人専門店の場合は、最初は一等地には出さない方がよいと思います。 理由としては、個人専門店で、いきなりお客さんがたくさん来ても対応できない、本当にお客様が多いときには「あなた」一人だけでは「二度と来るもんか」と思われるようなサービスしか提供できない可能性もありますね。
個人専門店が生き残るためには「来たらのがさない」という大切な条件、つまりリピーターを作るという鉄則を守ることができなくなるからです。自分の身の丈にあった場所で少しずつ客を増やす、つまり口コミでお客様を増やしていくのがよい、と思われます。
そして、個人専門店を始める前に、同じ業種のお店を色々と視察にいくことは大切だと思います。具体的な視察内容としては、喫茶店を経営しようと思うのならば、「これっ」と思った店のアイスコーヒーやコールドドリンクを注文するときには、「氷抜きにして」という注文をして下さい。その店の対応がよく分かります。逆に「あなた」が氷抜きにして、という注文を受けた場合にはどうするかを、前もって考えておく必要もあるのではないでしょうか。もちろん、お客様から氷抜きの注文の時にアイスコーヒーやコールドドリンクを氷抜きで提供した場合に、その際のアイスコーヒーやコールドドリンクの量その他については、その提供内容の理由を問われた時には、「ぶれることなく」どのお客様に対しても、同じ内容を自信を持って、お答えできるようにすることは大切だと思います。
もし、あなたが喫茶店などをはじめたいと思った場合は、調理師免許は必要有りません。食品衛生者講習をあなたが喫茶店などをはじめようとする地区の市区町村などに申し込んで1日受講すれば大丈夫です。実際にお店をひらく際の注意点としては、お客様用と従業員用の手洗いが別であることが必要です。また、居抜き物件はスタートする前に専門家にみてもらえないと「リスクが高い」と思います。材料は最初の内は、近所のスーパーからの仕入れ、つまり普段のお買い物のような感覚で十分だと思います。「足りないかも知れない?」とあなたは思うかもしれませんね。
大丈夫です。最初は「あなた」が心配するほど売れません。たくさん安く仕入れることができたと思っていても、「廃棄」して結局はトータルで考えると割高になったり、廃棄について色々と問題が起きたりする方が怖いです。
そして、最初の内は、どの取引も現金決済でスタートした方が良いと思います。仕入れも売り上げも少数の人を相手にするのだから可能だと思います。
たとえば、どのようなジャンルがどれくらいの原価、つまりどれくらい儲かっているのかと言えば、肉屋さんの丸々一頭買いの場合は、売値の半分儲けが出ています。
中間業者から買う肉屋はあまり儲かっていないのが一般的だと思います。 でも、肉屋さんは「素人が1からはじめるのには、天候に左右されないので八百屋さんより良いです。日持ちがするので魚屋さんより良いです。」
続きの→
4.最初から儲けようと思う人はやめた方が良い?を見てみる。