うつ病のことを正しく知り、早期に治療につなげていくことが大切です。 
          
          よく眠れない、何となくうっとうしい、ご飯がおいしくない、疲れやすいなどの自覚症状がある時は、 実はうつ病の初期症状かもしれません。 
          
          1、症状と気付きのポイント 
          
          うつ病は、こころのエネルギーが低下して気力がなくなったり、物事に興味がわかなくなるこころの病です。 
          
          身体症状、精神症状、行動の変化があります。 
          
          本人が感じる症状としては、
          
          精神症状としての
          
          感情面で「気分が沈む」というものが鬱病(うつ病)の診断に重要な症状なのです。
          
          他には、
          「淋しい」
          「希望が持てない」
          「不安」
          「イライラする」
          という感情が起こることもあります。
          
          意欲面で 「気力がない」「興味がわかない」というものが鬱病(うつ病)の診断に重要な症状です。
          
          他には
          「楽しくない」
          「集中力がない」
          「 理解力が鈍っている」
          という意欲面での後退症状が起こることもあります。
          
          思考面では
          「後悔ばかりする」
          「マイナス思考」
          「自分のせい」
          「自分はダメだと考える」
          「死にたくなる」
          という思考が起こることもあります。
          
          
          身体症状としては「疲れやすい」というものが鬱病(うつ病)の診断に重要な症状です。
          
          他には
          「眠れない」
          「朝早く目覚める」
          「眠りが浅い」
          「食欲がなくなる」
          「味がわかりにくくなる」
          「頭重感」読み方は、「ずおもかん」と読み、意味は「何となく頭が重苦しい感覚のこと。頭重い感覚のこと。」
          「頭痛」
          「肩こり」
          「関節痛」
          などが症状としてあらわれることもあります。
          
          あてはまるなと思ったときには、「あなた」の主治医に相談するか、専門医の受診をおすすめします。
          
          兵庫県神戸市内の方であれば「相談窓口一覧」をご覧になってもよいかと思われます。
          
          次に本人の自覚症状ではなく、周囲の方々が気付く変化(行動の変化)としては
          
          1.表情がなく暗い 
          2.ミスが増える 
          3.仕事の能率が悪く残業が増える 
          4.てきばきと行動できない 
          5.なかなか決断しない 
          6.イライラして不機嫌 
          7.とじこもりがちになる 
          8.仕事をやめようとする 
          
          という変化がみられることがあります。
          
          こういう場合には会社の場合は産業医、家族の場合は主治医などに相談すると良いのではないかと思われます。
          
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「2.治療」を見てみる。