叱らないしつけに感心
          
          
          
          叱らないしつけに感心
          
          孫の幼稚園で行われたお餅つきに参加した。行事の後クラスに戻り食事をしてお片づけをした。
          
          先生がオルガンである曲を弾くとみんなが円く椅子を並べ座った。3人が真ん中で寝ころんでいた。
          
          「いくつ数えたらみんな座れるかな」と先生が聞く。子どもたちが数え始めた。3人はまだ寝ころんだままだ。
          
          「今日のお餅つきでどんなところが楽しかったかな」と先生。手を挙げた子供の中から一人当てられた。
          
          「自分がお話ししようとしているときに寝ころんでいる子がいたらどんな気持ちかな」。
          
          一斉に「悲しいです」との答えが返ってきた。3人も椅子に座った。
          
          先生は、最後まで子供を叱らず、みんなで一緒に考えることでどうしたらいいかを導き出した。
          
          私は大きな衝撃を受けた。
          
          高校の校長をしている同級生にこの話をしたら、「自分も試してみようかな。この前壇上にいたら静かになるまで15秒だった」と笑い話になった。
          
          叱らずしつけるとはこういうことかと教えられ、とても気持ちの良い一日だった。
          
          
          以上は、私が購読している神戸新聞2019年1月25日朝刊からの引用でした。
          
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